[パリ 22日 ロイター] - 仏自動車大手ルノーのスナール会長は、カルロス・ゴーン前会長が会社法違反などの罪で日本で起訴されたことにより停滞している日産自動車とのアライアンスを来年には軌道に戻るよう立て直す決意を示した。
スナール会長は仏ラジオ局に対し、2020年にアライアンスを飛躍させることが目標とし、それができなければ日産とのアライアンスの可能性が失敗だと考えると述べた。詳細には言及しなかった。
6月に打ち切りとなったフィアット・クライスラーとの合併交渉の再開は二の次で、フィアットとの合意は「現在、机上にない」と述べた。
また、日産株の保有率引き下げも、優先事項にないとし「どんなことも可能性を排除できないが、これ(日産株の保有率引き下げ)は、われわれが重視していることではない」と語った。