40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

イタリアとフランス、来年予算に規律違反の恐れ 欧州委が書簡

発行済 2019-10-23 01:34
更新済 2019-10-23 01:36
イタリアとフランス、来年予算に規律違反の恐れ 欧州委が書簡

[ストラスブール 22日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は22日、イタリアとフランスの財務相宛に書簡を送り、来年の予算案がEU財政規律に違反する可能性があるとし、23日までに詳細に説明するよう要請した。

欧州委はこのほか、歳出増に関連してフィンランドに書簡を送ったほか、総選挙が実施されたことで予算案が不完全だったスペイン、ポルトガル、ベルギーにも書簡を送付した。

欧州委がイタリアに送付した書簡は22日付で、欧州委のドムブロフスキス委員(金融安定・金融サービス担当)とモスコビシ委員(経済・財務・税制担当)が署名。2020年予算案について「債務削減基準を順守していない」とした。

欧州委は昨年もイタリアに対し同様の見解を示しているが、モスコビシ委員は記者団に対し、イタリアを巡る状況は現在は昨年とは大幅に異なっているとし、欧州委は予算案の変更を求めることはしないと強調。ただ、グアルティエリ経済・財務相に対し、構造的な財政収支の悪化などについて理由を説明するよう求めた。

欧州委は同時に、イタリアに例外措置を認めるか検討していると表明。認められればイタリアはEU財政規律に違反することなく財政目標から乖離することが可能になる。

フランスのルメール財務相宛に送付した書簡では、現行の予算案では公的債務に関する部分がEU規律に違反すると指摘した。

このほか、総選挙が実施されたスペイン、ポルトガル、ベルギーに対してはEUが定める期日の10月15日までに完全な形で来年の予算案が提出されなかったと指摘。フィンランドに対しては公的支出が増加していることについて書簡を送った。フィンランド政府はこうした措置は一時的なもので、長期的に雇用を押し上げ公的財政を改善させるために必要なものと説明した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます