[22日 ロイター] - 米軍事用航空機メーカー大手ロッキード・マーチン (N:LMT)は22日、第3・四半期決算(9月29日まで)を発表し、利益が9.2%伸びたことを背景に通期の利益見通しを引き上げた。最新鋭ステルス戦闘機「F35」の販売が伸びた。
トルコがロシアからミサイル防衛システムを購入したことを巡り米国との対立が続いているが、ロッキードは「2020年の予備的な見通しでは、トルコに関連する米政府の措置による影響はない」とした。
来年のキャシュフロー見通しは72億ドルと、今年末の見通しである76億ドルから減少。これを受け、寄り付き前の時間外取引で株価は約3%下落したが、午前の取引では一時0.8%上昇した。
19年通期の1株利益見通しは1.9%増の21.55ドル。20年の売上高は5%増の620億ドルになると予想した。
F35の納入数は28機で、前年同期の20機から増加した。
純売上高は151億7000万ドルで、前年同期の143億2000ドルから増加。また、純利益は16億1000万ドル(1株当たり5.66ドル)で、147億ドル(同5.14ドル)から増えた。