本日の日経平均は4日続伸となった。
前日の米国株式市場では、ボーイングの決算が好感されたほか、欧州連合(EU)が英国の離脱延期申請を全会一致で支持したことで合意なきEU離脱への懸念が後退し、米主要3指数は揃って反発。
為替市場でも1ドル=108円台後半と円安・ドル高が進行するなか、本日の東京市場は朝方から買いが先行した。
物色としても、ハイテク株の一角に自律反発の動きがみられたほか、アルツハイマー病治療薬への期待感続くエーザイ (T:4523)も指数をけん引した。
また、通期業績見通しを下方修正した日本電産 (T:6594)は、朝方の売り一巡後にプラス圏を回復し、投資家マインドを支える一因となった。
これにより、日経平均は4日連続で年初来高値を更新する展開となった。
大引けの日経平均は前日比125.22円高の22750.60円となった。
東証1部の売買高は11億9521万株、売買代金は1兆9309億円だった。
業種別では、鉱業、パルプ・紙、ゴム製品、石油・石炭製品、医薬品、非鉄金属、輸送用機器が上昇した一方で、繊維製品やその他金融業はさえない動きとなった。
売買代金上位では、アルツハイマー病治療薬への期待感が続期、国内証券による格上げ観測も伝わったエーザイがストップ高比例配分となったほか、トヨタ自動車 (T:7203)、東京エレクトロン (T:8035)、日本電産 (T:6594)、三井住友FG (T:8316)、SUMCO (T:3436)、三菱UFJ、レオパレス21 (T:8848)、KDDI (T:9433)などが上昇。
一方で、ウィーカンパニーに対する支援を巡って再建への不透明感が先行するソフトバンクG (T:9984)が2%安になったほか、任天堂 (T:7974)、ファーストリテ (T:9983)、ソニー (T:6758)、キーエンス (T:6861)、みずほ (T:8411)はさえない。