[ワシントン 19日 ロイター] - 米国家運輸安全委員会(NTSB)は19日、ボーイング (N:BA)に対して小型旅客機737NG(ネクスト・ジェネレーション)の部品の再設計を要求した。昨年4月、サウスウエスト航空 (N:LUV)の737―700型機がエンジン破損事故を起こして乗客1人が死亡したことを踏まえた措置。737―700型は737NG系列の旅客機だ。
NTSBは、この事故はファン・ブレードの損壊が原因だったと指摘した上で、米連邦航空局がボーイングにファン・ブレードに関する構造の設計を見直し、大事故の危険性を最小化するよう義務付けるべきだと提言した。
NTSBは2016年に発生したサウスウエスト航空の737-700型機の重大事故も調査しており、やはりファン・ブレードの破損があった。
ボーイングは、全ての737NGは安全で、ファン・ブレードの検査によって問題は完全に緩和されていると主張している。