[23日 ロイター] - 米著名投資家ウェーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイ (N:BRKa)傘下の自動車保険会社GEICO(ガイコ)は23日、次期最高経営責任者(CEO)にバークシャーでポートフォリオマネジャーを務めるトッド・コームズ氏(48)が就任すると発表した。コームズ氏はバフェット氏の有力な後継者候補の1人とみられている。
コームズ氏はガイコのビル・ロバーツCEOと来年1月1日に交代する。ガイコに35年間勤めたロバーツ氏はその後、副会長として同社にとどまる。
ガイコは約4万人の従業員を抱える米国第2位の自動車保険会社。同社によると、コームズ氏はCEO就任後もバークシャーのポートフォリオマネジャーを兼務する。
キーフ・ブリュエット・アンド・ウッズのアナリスト、メイヤー・シールズ氏はこの人事について「1人に極めて多大な任務が委ねられる」と指摘。バフェット氏が主張していた「良き投資家と良き実業家を兼ね備えた」人材が抜擢されたとの見方を示した。
コームズ氏はかつて保険会社プログレッシブ・インシュランスに勤務したほか、金融大手JPモルガン・チェース (N:JPM)ではディレクターを務め、同社とバークシャー、アマゾン・ドット・コム (O:AMZN)の従業員向け医療コスト削減のための合同プロジェクトの立ち上げを支援した。
バークシャーとガイコはコメント要請に返答していない。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20191224T020545+0000