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ロンドン証取のリフィニティブ買収、欧州当局判断は夏ごろ=取締役

発行済 2020-01-22 11:00
更新済 2020-01-22 11:05
ロンドン証取のリフィニティブ買収、欧州当局判断は夏ごろ=取締役

[ミラノ 21日 ロイター] - 欧州競争当局は、ロンドン証券取引所(LSE) (L:LSE)が金融情報会社リフィニティブを270億ドルで買収する計画について、「夏ごろに」承認の是非を決定する見通しだ。LSE取締役のラファエレ・イェルサルミ氏が21日明らかにした。

LSEは昨年8月、リフィニティブの買収で合意。実現すればLSEはあらゆる地域と通貨を網羅する金融市場データの提供元としてブルームバーグのライバルとなる。ただ当局の承認を獲得し、買収資金を手当てするために、一部資産を売却するのではないかとの観測が生まれている。

イェルサルミ氏はミラノで開催されたイベントの傍ら「(傘下の)ミラノ証券取引所はLSEにとって戦略的資産だ。現時点で売却は考えていない」との見方を示した。

同氏はまた、LSEとリフィニティブがそれぞれ保有する電子債券プラットフォーム、「MTS」と「トレードウェブ」は、重複という観点で何ら問題はないと付け加えた。

リフィニティブは、LSEが買収に合意する10カ月前、米投資会社のブラックストーン (N:BX)を中心とするコンソーシアムがトムソン・ロイター (TO:TRI)からレバレッジドバイアウトで買収した。

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