日経平均は大幅続伸。
4日の米国市場でNYダウは続伸し、407ドル高となった。
一部報道を受けて中国政府による景気刺激策への期待が高まった。
円相場は一時1ドル=109円台半ばまで下落し、本日の日経平均も米株高や円安を好感して266円高からスタート。
動向が注目される中国・上海株が寄り付きから上げ幅を広げる展開となり、東京市場でも株価指数先物に断続的な買い戻しが入ったことから、日経平均は後場に23414.69円(前日比330.10円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比234.97円高の23319.56円となった。
東証1部の売買高は13億2970万株、売買代金は2兆4412億円だった。
業種別では、水産・農林業、保険業、鉱業が上昇率上位で、その他も全般堅調。
その他金融業のみ小幅に下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の73%、対して値下がり銘柄は23%となった。
個別では、ソフトバンクG (T:9984)、任天堂 (T:7974)、東エレク (T:8035)、トヨタ自 (T:7203)などがしっかり。
武田薬 (T:4502)は決算を評価した買いで2%超の上昇。
三菱商事 (T:8058)も取引時間中に決算発表し上げ幅を広げた。
その他の決算発表銘柄ではローム (T:6963)や日ユニシス (T:8056)が大幅高となり、株主還元の強化が好感された日曹達 (T:4041)は東証1部上昇率トップとなった。
WSCOPE (T:6619)は自律反発を狙った買い、ユーグレナ (T:2931)はバイオジェット燃料の今後の展開に期待した買いが活発だった。
一方、好決算で注目されたソニー (T:6758)や1月度データを開示したファーストリテ (T:9983)は朝高後にマイナス転換。
村田製 (T:6981)やアドバンテス (T:6857)も軟調だった。
決算が嫌気された花王 (T:4452)は2%の下落となり、NTTデータ (T:9613)は商いを伴って急反落。
また、ウイルス対策関連銘柄が一転して売られ、ダイトウボウ (T:3202)は売り気配のままストップ安比例配分となった。