[フランクフルト 3日 ロイター] - ドイツの高級車大手BMW (DE:BMWG)のオリバー・ツィプセ最高経営責任者(CEO)は3日、新型コロナウイルスの感染拡大で同社の今年の中国販売が打撃を受けているものの、今年の世界全体の乗用車販売目標を維持する方針を示し、同社のグローバルな供給網は混乱していないと述べた。
同CEOは電話会見で「中国では大きな影響があった」と明らかにした。
販売の減速は3月まで続くとの見通しを示し、世界全体の販売目標を達成できるかどうか予想するのは時期尚早だと指摘。「中国以外では全く影響はない。販売台数はわずかながら増加するという当社の目標を維持する」と語った。
BMWは中国、米国、欧州に工場があり、新型ウイルスの感染拡大がもたらした移動制限や物流面での障害はグローバルな供給網の混乱にはつながっていないとしたうえで、「見通しがきくのは目先のみだ。今後3週間の供給は確保されている」と述べた。