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日経平均は続伸、米国株高を好感 次の材料待ち

発行済 2020-03-05 15:45
更新済 2020-03-05 15:49
日経平均は続伸、米国株高を好感 次の材料待ち

[東京 5日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均株価は続伸した。前日の米国株高を好感して高く始まったが、その後は方向感を欠く展開となった。新型コロナウイルスの国内感染拡大や円高が懸念される中で上値を伸ばしにくい一方、日銀のETF(上場投資信託)買いへの思惑から下値も売り込みにくい。

前日の米国株市場でダウとS&P総合500種が4%超、ナスダック総合が3%超それぞれ上昇した流れを引き継ぎ、日経平均は前営業日比299円81銭高で続伸スタート。その後は、次の材料を待ちながら高値圏で一進一退となった。

投資家心理を好転させた米「スーパーチューズデー」でのバイデン氏の躍進は前日の東京市場ですでに織り込まれており、米国株の上昇に比べて日経平均の伸びは鈍かった。カリフォルニア州が新型ウイルスに関して非常事態宣言を発令したことも今晩の米国市場を警戒させる要因となり、日本株の上値を重くした。

TOPIXは3日ぶり反発。東証33業種では、電気・ガス、医薬品、その他製品、化学、サービスなど24業種が値上がり。半面、鉱業、鉄鋼、建設などの5業種が値下がりした。新型ウイルスによる世界景気の下押し懸念からディフェンシブ系の業種が買われたという。

4日に日銀が通常のETF買いを実施しなかったことで、市場からは、日銀の買い入れ基準が分からなくなったとの声も聞かれる。ETF買いに対する思惑がある程度は日本株の下値を支えているとみられているが、「日銀のETF買いに対する期待が後退している」(みずほ証券・シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)と指摘もあった。

個別銘柄では、武田薬品工業 (T:4502)が3. 51%高。4日に新型コロナウイルス感染症治療薬として血しょう分画製剤の開発を開始したと発表したことが好感された。このほかタカラバイオ (T:4974)が後場一段高。新型ウイルス対策の予防用DNAワクチンの製造を担当するというニュースが材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり1115銘柄に対し、値下がりが943銘柄、変わらずが105銘柄だった。

日経平均 (N225)

終値      21329.12 +229.06

寄り付き    21399.87

安値/高値   21,220.76─21,399.87

TOPIX (TOPX)

終値       1515.71 +13.21

寄り付き     1522.23

安値/高値    1,508.27─1,522.23

東証出来高(万株) 138384

東証売買代金(億円) 25255.42

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