本日のマザーズ指数は3日ぶりの大幅反発となった。
前日の米国株式市場では、新型肺炎の感染拡大で世界的に経済活動が停滞するなか、原油相場の急落もリスク要因になるとの不安が広がり、NYダウは終値で過去最大の下げ幅を記録。
この流れから、本日のマザーズ市場にも朝方から売りが先行した。
一方で、足元で急落を見せた原油相場による下落が一服したタイミングで、為替市場においても円安・ドル高が進行。
これにより、朝方の売り一巡後には次第にマザーズ銘柄全般に積極的な押し目買いが入る展開となった。
物色としても、時価総額上位銘柄に総じて買い戻しの動きが優勢となった。
なお、売買代金は概算で1114.75億円。
騰落数は、値上がり226銘柄、値下がり84銘柄、変わらず6銘柄となった。
値上がり率上位銘柄では、オンコリスバイオファーマ (T:4588)が24%高になったほか、バリュエンス (T:9270)やイグニス (T:3689)がそれに続いて大幅高に。
売買代金上位銘柄では、アンジェス (T:4563)、メルカリ (T:4385)、GNI (T:2160)、そーせい (T:4565)、Aiming (T:3911)、Amazia (T:4424)などが上昇。
一方で、新株予約権発行で15億円調達するモブキャスト (T:3664)が10%安になったほか、メドレー (T:4480)やDMP (T:3652)はさえない。
なお、本日マザーズ市場に新規上場したビザスク (T:4490)の初値は公開価格を12.7%下回る1310円となり、初値形成時の出来高は56万6400株であった。