[フランクフルト 7日 ロイター] - ドイツ航空大手ルフトハンザ (DE:LHAG)は7日、グループ全体での輸送力削減を含む大規模な改革の一環として、格安航空ジャーマンウィングスの運航を終了すると発表した。同社は、航空産業が新型コロナウイルス危機から立ち直るのに数年かかると懸念を示した。
コスト削減のために、同社は傘下のユーロウィングスを含めた運航本数の削減に加え、ハブ空港のフランクフルトとミュンヘンでの輸送力を削減する。
このほか、エアバスA380型6機、エアバスA340―600型7機、ボーイング747―400型5機が退役。エアバス320型11機は短距離運航から撤退する。
同社は「ジャーマンウイングスの運航は中止されるだろう。この運航中止から生じるあらゆる選択肢は、関連する労働組合との協議の対象となる」と述べた。 同社は新型コロナ感染拡大以前の状態に航空需要が回復するには数年かかるとしている。