日経平均は大幅に4日続伸。
7日の米国市場でNYダウは小幅に反落し、26ドル安となった。
新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化しつつあるとの期待から一時937ドル高となったが、警戒ムードが根強いうえ、原油相場の急落も加わって伸び悩んだ。
本日の日経平均も97円高からスタートしたものの、朝方にはマイナスへ転じる場面があった。
しかし、後場に入ると株価指数先物の買い戻しが強まり、引けにかけて一時19454.34円（前日比504.16円高）まで上昇した。
大引けの日経平均は前日比403.06円高の19353.24円となった。
東証1部の売買高は16億8156万株、売買代金は2兆8114億円だった。
業種別では、空運業、陸運業、証券が上昇率上位で、その他も全般堅調。
一方、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼など4業種が下落した。
東証1部の値上がり銘柄は全体の75％、対して値下がり銘柄は22％となった。
個別では、ファーストリテ (T:9983)が7％を超える上昇となり、1銘柄で日経平均を約120円押し上げた。
その他では任天堂 (T:7974)、トヨタ自 (T:7203)、東エレク (T:8035)などが堅調で、ソフトバンクＧ (T:9984)やソニー (T:6758)は小幅に上昇。
一部証券会社の投資判断引き上げが観測されたエムスリー (T:2413)は12％近い上昇となり、神戸物産 (T:3038)も賑わった。
決算発表銘柄ではディップ (T:2379)などが急伸し、インテリックス (T:8940)はストップ高水準で取引を終えた。
一方、富士フイルム (T:4901)や三菱ＵＦＪ (T:8306)などのメガバンク株が軟調。
ＫＤＤＩ (T:9433)は3％超、デンカ (T:4061)は4％超の下落となった。
高炉休止等を発表した日本製鉄 (T:5401)が売られ、ＪＦＥ (T:5411)の下げも目立った。
また、首都圏の塾を当面休校すると発表したリソー教育 (T:4714)は5％超下落した。