本日のマザーズ指数は、大型株が冴えないなか中小型株物色が強まり、大幅に4日続伸となった。
前日の米国市場では、米国立アレルギー感染症研究所所長が新型コロナウイルス感染者数のピークアウトを示唆する発言をしたことなどから、主要株価3指数は大幅高となった。
この流れから、日経平均株価も5日続伸してスタートしたが、前週末から急ピッチで上昇していたことや、国内での新型コロナ感染者数が過去最多を記録し、警戒感がくすぶっていたこともあり、次第に利益確定売りが優勢となった。
こうした中、個人投資家の物色意欲はマザーズ銘柄を中心とした新興市場に向かった。
個別に材料のあった銘柄だけでなく、時価総額上位銘柄なども含めて多くの銘柄が強含んだ。
なお、売買代金は概算で937.06億円。
騰落数は、値上がり252銘柄、値下がり61銘柄、変わら11銘柄となった。
個別では、塩野義製薬 (T:4507)と締結したライセンス契約と覚書に定められたマイルストーン条件を達成したと7日に発表したことが引き続き買い材料視されたステムリム (T:4599)がストップ高となったほか、上場来安値圏からの急反発となったGMOメディア (T:6180)や、gbHD (T:6557)、ソフトマックス (T:3671)、ベストワンドットコム (T:6577)、農業総合研究所 (T:3541)、ユナイトアンドグロウ (T:4486)、ミクリード (T:7687)などが値上がり率上位に入った。
一方、値下がり率上位には、MRT (T:6034)、富士マガ (T:3138)、ジェイック (T:7073)、レントラックス (T:6045)、バリューゴルフ (T:3931)、フーバーブレイン (T:3927)、フルッタフルッタ (T:2586)などが並んだ。