[東京 28日 ロイター] - 日産自動車 (T:7201)は28日、2020年3月期通期連結業績予想について、営業損益、当期損益ともに赤字となる見通しだと発表した。従来850億円としていた営業利益は1200─1300億円程度、従来650億円としていた当期利益も1500─1600億円下振れる可能性があるという。
新型コロナウイルス感染拡大を主因とする収益悪化が続いており、営業損益見通しには新車・部品の販売の減少による影響約900億円や、販売金融事業での貸倒引当金の追加計上による影響約300億円などが含まれる見込みという。
これらの数字には、現在検討を進めている中期計画の見直しに伴う影響は含まれておらず「追加的な引当金を計上せざるを得ない可能性がある」としている。
決算と中期計画見直しの内容は、5月28日に公表する予定。当初は5月中旬を予定していたが、一部地域でのロックダウンの影響などにより決算・監査手続に遅れが生じた。
*内容を追加しました。