Investing.com - テスラ (NASDAQ:TSLA)は29日、新型コロナウイルスによる世界的なロックダウンの影響下にもかかわらず、第1四半期(1-3月期)で初の黒字となる好決算であった。
テスラは59.9億ドルの売上高で、1株当たり利益(EPS)は1.24ドルとなった。
Investing.comがまとめた事前の市場予想では、61.6億ドルの売上高、EPSは25セントの損失を見込んでいた。
その後の時間外取引(アフターマーケット)で株価は6.7%上昇した。
テスラは、新型コロナウイルスによる影響によって少なくとも5月4日まで米国内の工場での生産の停止や従業員の一時レイオフや給与削減を発表している。
決算での声明では「生産と納車における一時停止でネガティブな影響を受けたが、弊社の粗利益率は好調を維持している」と述べている。
「各国が昨年末インセンティブ(補助金)を終了したにもかかわらず、第1四半期は3月に操業が中断されるまでの間において最も好調な納車実績を上げた」と同社は述べる。「よって、我々は世界の生産能力をできるだけ早く成長させることに自信を持っている」としている。
Investing.comのアナリスト ハリス・アンワル氏は「テスラ株の力強いラリーを見ていると、ウォールストリートは2020年以降の自動車産業などを見越していると考えられる 」と述べている。