プレミアムデータをご提供:最大 50% 引きでInvestingPro特別セールを請求する

日経平均は大幅反発、新薬期待など背景に20000円回復

発行済 2020-04-30 15:35
更新済 2020-04-30 15:41
© Reuters.  日経平均は大幅反発、新薬期待など背景に20000円回復
4063
-
6103
-
9020
-
8035
-
6758
-
9433
-
6762
-
9437
-
8306
-
8316
-
6954
-
6594
-

日経平均は大幅反発して大台の20000円を回復した。

前日の米国市場では、原油価格の反発や新型コロナウイルス治療薬として期待されている米ギリアド社のレムデシビルの臨床試験で肯定的な効果が確認されたことを好感し、主要株価指数は大きく上昇した。

また、連邦公開市場委員会(FOMC)で当面大規模緩和を維持する姿勢が示されたことも後押しした。

こうした流れを受けて、日経平均は節目の20000円を軽く超える20105.68円からスタートし、後場に入ってから高いところでは20365.89円まで上げ幅を広げる場面もみられた。

ただ、急ピッチでの上げだったこともあり、大引けにかけてはやや上げ幅を縮小する格好なった。

大引けの日経平均は前日比422.50円高の20193.69円となった。

東証1部の売買高は17億1766万株、売買代金は3兆584億円だった。

業種別では、鉄鋼、鉱業、証券・商品先物取引業、不動産、非鉄金属、電気機器など東証33業種中23業種がプラス。

一方、電気・ガス業、空運業、食料品、情報・通信業などがマイナスとなった。

東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は29%であった。

個別では、1-3月期の営業利益が前年同期比48%増益となり、EUV向け検査装置の需要拡大から通期の受注計画を従来の700億円から850億円に上方修正したレーザーテックが14%の大幅高となったほか、20年3月期の営業利益は4060億円と前期比0.6%増とほぼ想定通りの着地となったものの、堅調な業績推移を評価する動きが優勢となった信越化学 (T:4063)も2%強と堅調推移となった。

その他では、中国国家統計局が発表した製造業・非製造業PMIがそろって好不況の節目となる50を上回ったことも追い風となり、「日経中国関連株50」に採用されている日本電産 (T:6594)、オークマ (T:6103)、TDK (T:6762)、ファナック (T:6954)などの景気敏感株の上昇が目立った。

その他にも同指数採用銘柄であるハイテク株どころでソニー (T:6758)や東エレク (T:8035)も上伸し、三菱UFJ (T:8306)や三井住友 (T:8316)などの銀行株も上昇した。

一方、20年3月期の営業利益は前期比25.1%減の969億円で、臨時休園が響いた1-3月期については42億円の赤字となったOLCは4%超と下落した。

同社については、国内の緊急事態宣言延長観測の強まりなど先行き警戒感も重しとなったようだ。

また、20年3月期営業利益が21.5%減となったJR東日本 (T:9020)、20年3月期営業利益が15.7%減となり、期待されていた増配や自社株買いも見送られたNTTドコモ (T:9437)やこれに連れ安されたKDDI (T:9433)など通信株も下落した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます