[パリ 19日 ロイター] - 仏自動車大手ルノー (PA:RENA)の最高経営責任者(CEO)に就任するルカ・デメオ氏は19日、投資家にポジティブなサプライズをもたらすことができると述べ、経営再建に意欲を示した。
デメオ氏は独フォルクスワーゲン(VW)傘下のスペイン・セアトでCEOを務めた。7月1日付でルノーの新CEOに就任する。
年次株式総会での演説では、経営再建に「危機感」を持って臨むとした上で「私は常々、課題に取り組むことが好きだ。皆さんの助けを得て、最高のサプライズ再生を実現したい」と表明した。
さらに、日産自動車 (T:7201)との新規プロジェクトや協力機会の拡大に向け「できることは何でもする」と語った。
新型コロナウイルス禍の影響で、自動車メーカー各社は一時的な生産停止や販売店の閉鎖に追い込まれた。ルノーの第1・四半期の売上高は101億3000万ユーロ(109億7000万ドル)と、前年同期比19.2%減少した。