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米デルタ航空、第3四半期の売上高と輸送能力が最大25%減に

発行済 2020-07-15 02:09
更新済 2020-07-15 04:18
© Reuters. 米デルタ航空、8月の増便縮小 第2四半期は赤字に

[シカゴ 14日 ロイター] - 米デルタ航空 (N:DAL)は14日、第3・四半期の売上高と輸送能力が昨夏に比べ約20─25%減少するとの見通しを示した。新型コロナウイルス感染者の急増により需要が低迷しており、航空業界の持続的な回復は2年以上先になるという。

バスティアン最高経営責任者(CEO)はこの日、「われわれは目下、失速中だ」と指摘。新型コロナワクチン待ちとなる中、出張需要は12─18カ月先延ばしされており、ビデオ会議の方が効率的な場合があることを認識していると述べた。

デルタ株価は3.1%安。

また、新型コロナ感染の再拡大を受け8月に予定していた増便の規模を1000便から500便に縮小すると明らかにした。

同時に発表した第2・四半期決算は調整後の純損益が28億ドル(1株当たり4.43ドル)の損失。旅客収入は94%減少した。

新型ウイルス感染拡大を受けた航空需要の急減で、デルタは感染拡大当初は1日当たり1億ドルの流動性を失っていた。年内に流動性の減少に歯止めをかけるとの目標は堅持したものの、バスティアンCEOは需要動向次第となると警告。「新型ウイルス感染状況の見通しは困難なため、多くのリスクが存在している」と述べた。

1日当たりの流動性の減少は6月は約2700万ドル。7月も同程度になると見られている。6月末時点の手元流動性は157億ドルだった。

デルタは他の米航空会社に先駆けて四半期決算を発表した。

*内容を追加しました。

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