40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

アクセル Research Memo(6):無借金経営、手元キャッシュも豊富で、財務内容は良好

発行済 2020-08-06 16:06
更新済 2020-08-06 16:21
© Reuters.  アクセル Research Memo(6):無借金経営、手元キャッシュも豊富で、財務内容は良好

■アクセル (T:6730)の業績動向3. 財務状況と経営指標2020年3月期末の財務状況を前期末の単独ベースの財務状況と比較すると、総資産は1,445百万円増加の11,146百万円となった。

流動資産では、収益の回復に伴い現金及び預金が1,535百万円増加したほか、売掛金が450百万円増加し、一方で在庫が275百万円減少した。

主にG-LSIの在庫消化が進んだことによる。

固定資産ではM&Aに伴うのれんを53百万円計上している(5年定額償却)。

負債合計は前期末比922百万円増加の1,310百万円となった。

買掛金が428百万円増加したほか、前期末は計上が無かった未払法人税等を122百万円、未払消費税等を203百万円計上したことが増加要因となっている。

また、純資産は同523百万円増加の9,836百万円となった。

当期純利益468百万円の計上により利益剰余金が増加した。

経営指標を見ると、安全性を示す自己資本比率は負債が増加したことにより前期末の96.0%から88.0%に低下したものの、引き続き無借金経営であることや、現預金の水準も80億円強と事業規模からすれば潤沢であることから、財務の健全性は極めて高いと判断される。

一方で、収益性に関しては前述したように遊技機器向けG-LSIやメモリモジュールの伸長により売上高営業利益率で4.2%、ROEで4.9%まで回復した。

ただ、遊技機器におけるG-LSIの需要が拡大期にあった2000年代には営業利益率40%台で推移していたことからみると、収益性が低下したことに変わりはない。

遊技機器市場の先行きに関して楽観視はできないことから、同社は遊技機器市場に依存する収益構造から脱却し、新規事業を新たな収益柱として育成していくことで、収益を再度成長フェーズにシフトしていく戦略を打ち出し、ROEで10%台の水準にすることを当面の目標として掲げている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます