[ブリュッセル 11日 ロイター] - ユーロ圏財務相は11日、欧州中央銀行(ECB)の要請を受け、12月に任期が終了するメルシュ専務理事の後任選定手続きを開始した。
ユーロ圏各国は、来月までに任意で後任候補をユーロ圏財務相会合の議長に届け出る。
オランダのフックストラ財務相は、同国中銀の銀行監督部門の幹部を擁立する方針だと述べた。
メルシュ氏はECBの銀行監督委員会の副委員長でもある。現在のECB理事会メンバーには銀行監督業務の専門家がいないため、メルシュ氏の後任が銀行監督委の副委員長も引き継ぐとみられる。
次の財務相会合で多数決で候補を1人に絞り込む。この候補は欧州議会での指名公聴会を経て、12月の欧州連合(EU)首脳会議で正式承認される。