[17日 ロイター] - 米国株式市場は下落。ハイテク関連株の売りが継続し、アマゾン (O:AMZN)やアップル (O:AAPL)などの下げが相場を圧迫した。朝方発表された新規失業保険申請件数の高止まりが続いていることも嫌気された。
ロングボウ・アセット・マネジメントのジェイク・ダラーハイド最高経営責任者(CEO)は、一握りのハイテク株の上昇が主導し、相場が3月の安値から飛躍的な回復を遂げたとした上で、「8月最終週が好調だったことから、利益確定売りが出るのは理にかなっている」と述べた。また、最近売り込まれているハイテク株については、年内に切り返すと予想した。
9月12日までの週の米新規失業保険申請件数は86万件と、前週の89万3000件から3万3000人減少した。ただ、新型コロナウイルス禍に伴う政府の財政支援が滞る中、個人消費は減速しており、労働市場回復の足取りは鈍い状態が続いている。
アマゾンは2.3%、アップルは1.6%それぞれ下落した。
S&P情報技術 (SPLRCT)は0.8%安、不動産<.SPLRCR>は2.2%安、金融 (SPSY)も1%安。
ゼネラル・エレクトリック(GE) (N:GE)は逆行高となり、4.4%高で終了。カルプ最高経営責任者(CEO)が前日、同社のフリーキャッシュフローが今年下半期に黒字に転じるとの見通しを示した。
フォード・モーター (N:F)も3.7%高。ミシガン工場で、主力ピックアップトラック「F150」の新モデル生産を開始したと発表した。
ニューヨーク証券取引所では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.61対1の比率で上回った。ナスダックも1.36対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は97億株。過去20営業日の平均は94億7000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 27901.98 -130.40 -0.47 27834.1 28056.7 27647.9 (DJI)
8 9 3
前営業日終値 28032.38
ナスダック総合 10910.28 -140.19 -1.27 10796.0 10974.4 10783.8 (IXIC)
5 5 1
前営業日終値 11050.47
S&P総合500種 3357.01 -28.48 -0.84 3346.86 3375.17 3328.82 (SPX)
前営業日終値 3385.49
ダウ輸送株20種 11552.36 -2.78 -0.02 (DJT)
ダウ公共株15種 810.81 -3.70 -0.45 (DJU)
フィラデルフィア半導体 2194.15 -1.39 -0.06 (SOX)
VIX指数 26.42 +0.38 +1.46 (VIX)
S&P一般消費財 1186.13 -19.13 -1.59 (SPLRCD)
S&P素材 419.18 +3.17 +0.76 (SPLRCM)
S&P工業 671.06 +1.57 +0.23 (SPLRCI)
S&P主要消費財 656.76 -4.32 -0.65 (SPLRCS)
S&P金融 409.42 -4.14 -1.00 (SPSY)
S&P不動産 224.47 -5.02 -2.19 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 253.58 +0.52 +0.20 (SPNY)
S&Pヘルスケア 1227.91 -3.80 -0.31 (SPXHC)
S&P通信サービス 195.34 -3.65 -1.84 (SPLRCL)
S&P情報技術 1996.42 -16.98 -0.84 (SPLRCT)
S&P公益事業 300.35 -2.49 -0.82 (SPLRCU)
NYSE出来高 10.63億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23260 + 160 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 23210 + 110 大阪比 <0#NIY:>