米国の9月ダラス連銀製造業活動指数は13.6と、8月8.0から予想以上に改善し2018年11月以降ほぼ2年ぶり高水準となった。
4月に過去最低に落ち込んだのち5カ月連続で改善。
生産は22.3と8月の13.1からさらに上昇し、堅調。
重要項目の新規受注も14.7と、8月9.8から上昇し、やはり過去最低に落ち込んだ4月から5カ月連続で回復基調にある。
雇用も14.5と、8月の10.6から上昇し、順調な拡大を見せた。
調査で差し引きで新規雇用が多かったと答えた企業は全体の24%、解雇が大半を占めた企業9.5%を上回ったことも労働市場にとり良いニュースとなる。
6カ月先のビジネス活動見通しも28.0と、8月の20.4から上昇。
今後は、このペースでの回復が持続できるかどうかが焦点となる。
■9月ダラス連銀製造業活動指数●現状ビジネス活動:13.6(8月8.0、6カ月平均‐18.4)新規受注:14.7(9.8、‐10.8)生産:22.3(8月13.1、−3.1)雇用:14.5(10.6、−1.1)賃金:15.9 (15.2、+7.2)平均週就業時間:6.9 (10.5、−7.4)資本支出:2.8(0.0、−16.6)出荷:21.5(23.3、−2.9)納期:10.1(7.1、−0.8)支払い価格:26.2(19.4、+8.2)受け取り価格: 5.2(0.9、−7.4)●6カ月見通しビジネス活動:28.0(20.4、2.8)新規受注:49.3(42.5、28.1)生産:47.8(43.0、30.5)雇用:23.3(27.6、11.5)賃金:38.1 (28.1、+20.3)平均週就業時間:10.6 (14.9、6.2)資本支出:40.8(41.0、27.8)出荷:41.4(36.0、24.5)納期:7.0(7.1、0.2)支払い価格:33.4(22.1、20.6)受け取り価格:21.6(7.8、6.2)