[フランクフルト/デュッセルドルフ 19日 ロイター] - ドイツの鉄鋼・エンジニアリング大手、ティッセンクルップ (DE:TKAG)は19日、5000人の人員削減を行う必要があると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で業績が悪化していることが背景。
マルティナ・メルツ最高経営責任者(CEO)は「まだ十分な段階に達していない。次の手段はこれまでよりさらに痛みを伴うものとなる可能性があるが、それを実施せざるをえない」と述べた。
同社は昨年にも6000人の削減を発表しており、これで合計1万1000人を削減することになる。すでにこの3分の1に相当する人員が離職済みで、残りの7400人(現在の人員の7%に相当)は今後3年間で削減する方針。