[ニューヨーク 11日 ロイター] - S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスは11日、S&P総合500種指数について、12月21日からのテスラ採用に伴い、アパートメント・インベストメント・アンド・マネジメント(AIV)を除外すると発表した。
AIVは、アパートの所有、買収などを行っているREIT(不動産投資信託)企業で、時価総額が約60億ドル。株価は年初から21%下落。テスラは時価総額が約6000億ドルで、株価は600%上昇している。
インバーネス・カウンセルの首席投資ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は、AIVは比較的小型のREITで除外の影響はさほどないが、テスラ組み入れのインパクトは大きいと述べた。
テスラの採用により、インデックス・ファンドは、テスラ株を700億ドル超相当購入し、他の採用銘柄を売らなければならなくなる。
トレーダーは、組み入れ初日からインデックス・ファンド勢はテスラ株を買い入れなければならないとみて、買い込んでいるはずだ、とグリスキー氏はみる。
テスラはS&P総合500種指数の1%超を占めることになる。
テスラ株は11日の取引を2.7%安で終了、時間外ではほぼ変わらずで推移した。
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