[台北 4日 ロイター] - 台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は4日、第1・四半期の売上高が前年同期比で15%以上増加するとの見通しを示した。
取引先である米アップルのiPhoneの販売が好調なほか、新型コロナウイルスの流行に伴う各国のロックダウン(都市封鎖)でエレクトロニクス製品の需要が拡大している。
同社は先にiPhone12の好調な販売を予想。在宅勤務の拡大を背景に関連機器やスマートフォンの販売が「予想を上回り」、事業を下支えするとの見通しを示していた。
同社は、スマートフォンやスマートウオッチを含む第1・四半期のコンシューマーエレクトロニクス製品の売上高が、前年同期比で15%以上増加するとの見通しを表明。詳細は明らかにしなかった。
サーバーを含むクラウド製品の売上高と、ノートパソコンなどコンピューター製品の売上高は、第1・四半期にともに約10%増加する見通しという。
同社の株価は年初から20%以上値上がりしている。