[15日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは、規制当局への提出文書で、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の肩書に「テスラのテクノキング」を追加したことを明らかにした。ザッカリー・カークホーン最高財務責任者(CFO)には「マスター・オブ・コイン」という肩書を加えた。
同社は、これらの新たな肩書を追加した理由について説明していない。
テスラは先月、暗号通貨(仮想通貨)ビットコインに約15億ドル投資したと明らかにし、自社製品の決済手段としてビットコインを採用する見通しを示している。これを受け、ビットコインは上昇している。
また、マスクCEOは15日のツイッターへの投稿で、「ノンファンジブルトークン(NFT、非代替性トークン)」に関する曲をNFTとして売り出す考えを示した。
NFTは、ブロックチェーン(分散型台帳)技術を利用してオリジナル作品であることやその所有者を認証する新しいタイプのデジタル資産。
テスラはこの日、別の提出文書で、自動車部門の社長を務めていたジェローム・ギレン氏が異動し、3月11日付で大型トラック部門の社長に就任したことも明らかにした。
同社は1月、遅れていたEVトラック「テスラ・セミ」の納車を2021年に開始すると発表している。