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ルネサス、1カ月以内に生産再開 火災前の出荷水準には3─4カ月

発行済 2021-03-30 14:51
更新済 2021-03-30 17:36
© Reuters. ルネサス、1カ月以内の生産再開 可能性が高まっていると社長

[東京 30日 ロイター] - ルネサスエレクトロニクスの柴田英利社長兼最高経営責任者(CEO)は30日、火災が発生した那珂工場(茨城県ひたちなか市)について会見し、1カ月以内としていた生産再開の「確実性が高まっている」ことを明らかにした。ただ、火災前の出荷量を回復するには3─4カ月かかる。世界的に半導体が不足する中で、自動車などの生産に影響が広がる可能性がある。

火災の影響で交換や修理が必要な製造装置の台数は、当初公表していた11台から23台に増えた。一方、すでにラインに乗っていた作業中のウエハーは、4分の3程度が使用可能と説明した。クリーンルームの復旧は「当初想定より少し前倒しで進んでいる」(柴田社長)という。交換が必要な製造装置は4月中旬から順次、設置が始まる。

テスト工程などにあった仕掛品の在庫が尽きる4月下旬から、出荷は一時停止する。ライン上にあった仕掛品の出荷が再開するのは火災から60日目ごろの見通し。他工場や外部委託先での代替生産も進める。代替生産の出荷が始まるのは火災から90日目ごろとみている。

柴田社長は、外部の委託先から「通常では考えられないような協力」を得られたと説明。「7―12月期に、失われた生産を取り戻していく」とした。売上高への影響は175―240億円と試算しており、一時費用として在庫や固定資産の減損、修繕費などで「2桁億円の後半」(新開崇平執行役員兼CFO)を見込む。

自動車用半導体を主に手掛ける那珂工場では、19日未明に火災が発生。火災が起きたのは先端品を扱う300ミリラインのめっき装置。21日に会見した柴田社長は「なんとか1カ月以内での生産再開にたどり着きたい」と述べていた。

*内容を追加して再送します。

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