[ニューヨーク 2日 ロイター] - JPモルガン・チェースの幹部は2日、400の支店を新設する計画について、200店舗を既に開業し、今夏までに、全米50州のうちアラスカとハワイを除く48州に物理的な拠点を持つ初の米金融機関になる見込みだと明らかにした。
同社は資産規模で米金融最大手。米国内の世帯の半数近くにローンやクレジットカード、預金口座などのサービスを提供している。
「チェース」支店網拡大の責任者であるダン・ディーガン氏によると、同社は2018年に既存顧客との取引を増やすため、新規地域に400支店を開設する計画を発表。
この日は、ボストン郊外で同計画の200支店目がオープンした。同社の試算では、ボストンとその近郊で既に130万人の顧客にクレジットカードのサービスを提供しているが、今後は、口座を開設する顧客を増やしたい考え。
また、2018年10月以降、新たに米国の16州で支店を開設。今夏までに48州が網羅される見通しとなった。広報担当者によると、この計画に伴い約3000人を銀行職員として新規採用する見通し。