[上海 3日 ロイター] - リフィニティブのデータによると、投資家のセンチメントを測る中国の信用取引残高が2日時点で1兆7325億元(2713億6000万ドル)に達し、2015年7月以来の高水準となった。
過去数週間で株価が力強く上昇する中、投資家は株を買い入れるために借り入れを増やした。
信用取引残高は株式購入のために投資家が証券会社から借り入れた金額に、空売り目的のために投資家が証券会社から借りた証券の規模を足したもの。
融資残は1兆5789億元で、5月初めの1兆5111億元から拡大した。
5月は上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数が4.1%上昇し、上海総合指数は4.9%上昇。インフレ懸念の後退と人民元高を受けた。