[ロンドン 9日 ロイター] - JPモルガンは8日、代表的な投資ベンチマークとなっている同社の一部指数から中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)のドル建て債を除外すると明らかにした。バイデン米政権の対中投資禁止措置を受けた措置。
バイデン大統領は6月初め、防衛や監視技術分野に関連すると見なされる中国企業59社の上場証券を米企業が売買することを禁止する新たな大統領令に署名した。
JPモルガンは指数ユーザー向けの通知で、ファーウェイの米ドル建て債が、7月30日をもって同社のCEMBIやJACIなどの債券指数から除外されると述べた。
新興国企業のCEMBIブロード・ディバーシファイド指数でのファーウェイ債のウエートは9ベーシスポイント(bp)。アジア・クレジット指数(JACI)でのウエートは36bp、ESG版JACIでは38bpとなっている。