[29日 ロイター] - ソフトバンクグループの「ビジョン・ファンド2」が出資する中国生鮮食品宅配アプリのディンドン・マイツァイは29日、ニューヨーク証券取引所に株式を上場した。
初値は28.00ドルと、公開価格を19%上回った。これに基づく時価総額は66億ドルと、ソフトバンクグループが先月投資を実施した時点の51億ドルを29%上回った。終値は23.52ドル。
ディンドンは米国預託株式(ADS)を1株当たり23.50ドルで400万株以上売り出し、9570万ドルを調達。従来は1株当たり23.50-25.50ドルで1400万株を売り出し、最大3億5700万ドルを調達する計画だったが、資金調達予定額を約4分の1に縮小する方針を示していた。
ディンドンは2017年創業で、上海、北京、深センなどを中心に事業を展開。タイガー・グローバル・マネジメントとセコイア・キャピタルも出資している。