[パリ 22日 ロイター] - フランスのマクロン大統領の携帯電話がイスラエル企業が開発したスパイウエア「ペガサス」の標的になっていた可能性があるとの報道を巡り、フランス大統領府の関係者は22日、マクロン氏が携帯電話と電話番号を変更したと明かした。
ロイターに対し、「マクロン氏は複数の電話番号を保有した。これはマクロン氏がスパイウェアの標的になっていたことを意味しない。セキュリティーを強化しただけだ」と述べた。フランス政府のアタル報道官は今回の件を受け、大統領のセキュリティープロトコルを変更していると述べた。
仏紙ルモンドは20日、マクロン氏の携帯電話が、モロッコ向けの監視としてペガサスの標的になっていた可能性があると報じていた。