米国連邦最高裁判所は月曜日、フォークとナイフからなるグラブハブ社のロゴの表示を禁止するよう求めるクローガー社（KR）の申し立てを、クローガー社のミールキットサービス「ホームシェフ」のロゴと間違われる可能性があるというクローガー社の主張により、取り上げないことを決定した。
株式市場の開始後、クローガー社の株価は1％近く下落した。
最高裁判事は、グラブハブのロゴはホームシェフのロゴに酷似しておらず、使用中止の法的命令を正当化するほどではないと判断した前回の判決に対するクローガー社の異議申し立てを見直さないことを選択した。グラブハブは、オランダに本社を置くジャストイート・テイクアウェイ・ドットコムの一部であり、2021年の買収後、フォークとナイフを中心とした家の輪郭を示す現在のロゴの使用を開始した。
米国のスーパーマーケット・チェーンで売上高トップのクローガー社は、グラブハブ社の新しいロゴが、同じく家の輪郭とその中にフォークとナイフが描かれているホームシェフのロゴに似すぎているとして、グラブハブ社に法的警告を発していた。
グラブハブはこれに対し、イリノイ州の連邦裁判所に訴訟を起こし、クローガー社の商標を侵害していないという法的判断を求めた。その後、クローガー社は、グラブハブ社の新しいロゴの使用を差し止めるよう、即時の裁判所命令を求めた。
最初の裁判官は、顧客が混同する可能性は十分にあり、即時の裁判所命令を正当化できると考えたが、連邦地方裁判所のチャールズ・ノーグル判事はこれに同意せず、クローガー社の要求を却下した。
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