7月15日に施設を視察したBeijing News Shell Financeが報じたところによると、テスラ（TSLA）の上海ギガファクトリーは現在フル稼働している。
最近の情報は、上海工場の生産量が減少しているという事前の憶測と矛盾する。ロイターは5月、テスラが2024年3月から6月にかけて製造台数を20％以上減らす計画であることを明らかにした。
その期間中、テスラ中国は公表を控えており、新規登録台数も輸出台数も2023年の対応期間より少なかった。
とはいえ、第3四半期に入り、テスラは年末の目標達成に向けて製造率を高めているようだ。イーロン・マスク最高経営責任者（CEO）は以前から、同社の目標は前年の自動車販売台数を上回ることだと述べているが、このマイルストーンは上海工場の本格稼働に大きく依存している。
バークレイズのアナリストは、生産台数の増加は「売れ残り在庫の大幅な蓄積がなければ、需要の急増を示唆する」とコメントしており、年度後半がより堅調に推移し、年間販売台数が下振れする可能性が低下することを示している。
報告書はまた、上海ギガファクトリーにおける機械化の目覚ましいレベルも強調している。メインの組み立てエリアでは、垂直リフトでドアや車のフレーム、その他の部品を搬送する2段積みシステムを採用しており、製造ライン上の100メートル近いスペースを節約している。
さらに、施設内の4つの製造エリアはリンクしており、製造中の部品の効率的な移動を促進している。
報告書によると、こうした機械化の徹底により、工場全体の自動化率は95％に達し、溶接エリアは完全な機械化に近づいているという。
この組立ラインでは、およそ30秒に1台の割合でYモデルの新車が完成しているという。
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