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Moderna株価、研究開発予算削減を受け下落

発行済 2024-09-12 19:29
©  Reuters
MRNA
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Moderna (NASDAQ:MRNA)の株価は、木曜日の取引前に5.9%下落した。同社が研究開発(R&D)予算の削減を発表したことを受けてのものだ。



同製薬会社は年次R&Dデーにおいて、R&D費用を約11億ドル削減する計画を明らかにした。これにより、2024年に48億ドルと予想されていた費用が、2027年までに36億ドルから38億ドルの範囲に抑えられる見込みだ。



同社は、この決定が既存の製品パイプラインを優先し、商業的成長に焦点を当てるという広範な戦略の一環であると説明した。



Stéphane Bancel CEOは、ModernaのmRNAベースのワクチンと治療薬の開発における成功を強調しつつも、2027年までに10の新製品を提供することに注力するため、新規R&D投資のペースを落とす必要があると認めた。



Bancel CEOは「当社のR&Dにおける成功確率は、開発のあらゆる段階で業界標準を上回っています」と述べた。



しかし、さらに「後期段階のパイプラインの規模と製品発売の課題を考慮すると、これら10製品を患者に届けることに集中し、新規R&D投資のペースを落とし、商業部門を構築する必要があります」と付け加えた。



新製品には、2024年に予定される次世代COVID-19ワクチンとインフルエンザ/COVID併用ワクチンの承認、さらにがん治療や希少疾患分野での進展が含まれる。



予算削減にもかかわらず、Modernaは臨床試験における高い成功率を強調した。総合的な成功確率は66%で、業界平均の19%を大きく上回っている。



しかし、R&D支出を縮小する決定は投資家の間で懸念を引き起こし、株価下落の一因となった。



Modernaはまた、2028年までの財務フレームワークを更新・延長した。改訂された財務フレームワークでは、商業ポートフォリオの拡大と、2024年からの呼吸器ワクチン事業における収益性維持の計画が概説されている。



同社は2025年の売上高を25億ドルから35億ドルと予想している。2026年から2028年にかけては、新製品の発売により、年平均成長率25%以上を見込んでいる。


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