アクセンチュア（NYSE:ACN）の株価は、木曜日の取引開始直後に6.9%急伸した。これは、コンサルティングおよびアウトソーシングサービス提供大手が予想を上回る第4四半期決算を発表し、2025年度の見通しも明るいものを示したことを受けてのものだ。
同社の8月31日終了四半期の調整後1株当たり利益は2.79ドルで、アナリスト予想の2.78ドルをわずかに上回った。売上高は前年同期比3%増の164億ドルで、こちらも市場予想の163.5億ドルを上回った。
新規受注高は前年同期比21%増の201億ドルに達し、そのうち10億ドルが生成AIに関連するものだった。2024年度通期の新規受注高は過去最高の812億ドルを記録し、前年度から13%増加した。
アクセンチュアのジュリー・スウィート会長兼CEOは、「2024年度の業績は、当社のビジネスモデルの強靭性と俊敏性、そしてスケールと変革の力を示すものです」とコメントした。
今後の見通しについて、アクセンチュアは2025年度の現地通貨ベースでの売上高成長率を3%から6%と予想している。通期の1株当たり利益は12.55ドルから12.91ドルを見込んでおり、これは2024年度の調整後EPSから5%から8%の成長を意味する。
また、アクセンチュアは四半期配当を15%増額して1株当たり1.48ドルとすることを発表し、さらに40億ドルの追加自社株買いを承認した。
この好調な決算と見通しが投資家の楽観的な見方を後押しし、決算発表後の株価の急上昇に反映されているようだ。
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