[3日 ロイター] - 米ホテルチェーン大手マリオット・インターナショナルが3日発表した第2・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で低迷していた旅行業界の回復が続いている。
特別項目を除く1株利益は0.79ドルと、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の0.45ドルを上回った。
主要市場の米・カナダの客室稼働率は56.1%、グレーターチャイナ(大中華圏)は62.4%に回復。前年同期はそれぞれ19.6%、35.5%だった。しかし、パンデミック前の水準はなお下回っている。
また、同社全体の販売可能な1室当たりの収入「RevPAR」も2019年第2・四半期比で43.8%減となった。
売上高は115.1%増の31億5000万ドル。しかし、市場予想の32億1000万ドルには届かなかった。
同社のカプアーノ最高経営責任者(CEO)は「デルタ株や他の変異株の感染状況を引き続き注視しているが、世界景気の回復基調が継続することを楽観している」と述べた。