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独仏、9月にワクチン追加接種実施へ WHOの先送り要請従わず

発行済 2021-08-05 23:53
更新済 2021-08-06 00:27
© Reuters. ドイツとフランスは9月から新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を実施する。写真は7月17日、ベルリンで撮影(2021年 ロイター/Axel Schmidt)

[パリ/ベルリン 5日 ロイター] - ドイツとフランスは9月から新型コロナウイルスワクチンの追加接種(ブースター接種)を実施する。世界保健機関(WHO)は追加接種を最低でも9月末まで見送るよう呼び掛けているが、それには従わない方針だ。

フランスのマクロン大統領は高齢者や感染リスクの高い人々に対する3回目のワクチン接種を9月から実施することに取り組んでいると表明。自身のインスタグラムのアカウントで「全ての人にすぐにというわけではないが、いずれにしても高齢者や感染リスクの高い人には3回目の接種が必要になるだろう」と述べた。

一方、ドイツ保健省は9月から免疫不全の患者や高齢者、介護施設の居住者に追加接種を行うと発表。「国内の感染リスクの高いグループに予防的な3回目のワクチン接種を提供すると同時に、世界のできるだけ多くの人々のワクチン接種を支援する」とし、少なくとも3000万回分のワクチンを貧困国に寄付するとした。

フランスとドイツでワクチンを少なくとも1回接種した国民の割合はそれぞれ64.5%、62%。2回目のワクチンを接種した割合はそれぞれ49%、53%となっている。

こうした中、イスラエルのベネット首相は、政府が先月、追加接種キャンペーンを開始したことに触れ、高齢者の感染リスクを強調。「60歳以上でまだ3回目の接種を受けていない人は6倍も重症化しやすく、死亡する確率も高い」と述べ、追加接種を行うよう促した。

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