[北京 18日 ロイター] - 中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)は18日、第2世代の人工知能(AI)チップ「クンルン(崑崙)」の大量生産を開始したと明らかにした。
7ナノメートル技術を活用する。演算能力は第1世代の2─3倍に達するという。
第1世代のクンルンは2020年初めに大量生産を開始した。
同社は、主にスマート電気自動車(EV)やクラウドコンピューティングにクンルンを利用している。
中国のハイテク企業は、海外企業への依存を減らすため、半導体設計能力の強化を図っており、中国政府も半導体産業の育成に力を入れている。
3月の資金調達ラウンドでは、クンルン事業の価値は約20億ドルと評価された。