[東京 25日 ロイター] - マツダは25日、中国からの貨物便の運休で23日夜勤の一部から操業を停止している本社工場(広島県府中町)と防府工場(山口県防府市)について、停止期間を27日まで3日間延長すると発表した。貨物便の運航再開が不透明なため。ホンダは貨物便運休の影響は出ていないが、東南アジアでの新型コロナウイルス感染拡大の影響などが続いており、国内1工場で9月に1日間停止することを明らかにした。
上海の空港職員に新型コロナウイルス感染者が確認され、週末には接触者として数百人が隔離された。このため、中国からの貨物便が運休しており、マツダの部品調達に支障が出ている。両工場ではスポーツ多目的車(SUV)「CX─5」などを生産している。
ホンダは、半導体不足と東南アジアにおける感染拡大の影響で部品の調達が滞っており、狭山工場(埼玉県狭山市)の操業を9月6日に停止する。同工場ではミニバン「ステップワゴン」などを生産している。