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プロサス、インドの決済大手ビルデスクを47億ドルで買収

発行済 2021-08-31 18:23
更新済 2021-08-31 18:27
© Reuters.

[アムステルダム 31日 ロイター] - オランダを拠点とするハイテク投資会社プロサスは31日、インドのオンライン決済大手ビルデスクを47億ドルで買収した。

プロサス傘下の同業PayUと統合する。PayUはインド、中南米、欧州で事業を展開している。

プロサスはインド市場を重視してきたが、これまで最大の投資となった。

同社はネット通販、教育ソフト、食品デリバリー、フィンテックなどの分野のネット企業に投資。中国のインターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)の株式28.9%も保有している。

PayUの2021年3月期の決済処理額は前年比51%増の550億ドル。ビルデスクの決済処理額は900億ドル以上という。

ビルデスクの2021年3月期の純利益は27億1000万ルピー(3705万ドル)。

買収額は純利益の100倍以上だが、PayUのローラン・ルモアル最高経営責任者(CEO)は、市場が急拡大しており、ビルデスクは市場をリードする存在だと指摘。現在の利益率や統合後の新会社が隣接市場に参入する可能性を踏まえると、買収価格は妥当だとの認識を示した。

ビルデスクは2000年の創業。買収には規制当局の承認が必要となる。

プロサスは、今回の買収により、インド市場への投資総額が100億ドルを超えたと表明した。

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