[北京/シドニー 31日 ロイター] - 中国南部の珠海市で9月28日─10月3日に開催される国内最大の航空ショー「中国国際航空宇宙博覧会(珠海航展)」について、同市の黄志豪市長は31日、国産の民生用および軍事用の航空技術が展示されると説明した。
ただ、注目されているナローボディージェット機「C919」は展示リストに含まれていない。中国商用飛機(COMAC)のC919は「737MAX」や「A320」ファミリーに対抗して開発され、COMACは年内に中国当局の認証獲得を目指している。
2年に1度開催される同航空ショーは昨年11月に開催される予定だったが、新型コロナウイルス流行のため延期されていた。
厳しい隔離規則のため海外から入国する参加者はほとんどいないとみられる中、黄市長は記者団に対し、国内勢が存在感を大幅に強めていると述べた。航空ショーはオンラインでも構成されるという。
軍事面では、中国空軍が展示飛行を行うほか、国内製のドローン「翼龍II」が公開される。
民生面では、ボーイング、エアバス、ロールスロイス・ホールディングス、CFMインターナショナル、ハネウェル・インターナショナル、エンブラエルを含む外国企業が現地法人を通じて参加する。