[ストラスブール 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は15日、欧州に半導体に関する「エコシステム」を構築する計画を表明した。欧州委員会のフォンデアライエン委員長が施政方針演説で明らかにした。
半導体の供給不足でアジアと米国のメーカーに依存することの問題があらわとなったことを受けて、EUの競争力維持と域内の自給を目指す。
フォンデアライエン氏は欧州議会で「デジタルは将来を左右する問題だ」と指摘。「われわれは新たな『欧州半導体法案』を提出する。半導体について、生産を含む最先端のエコシステムを共同で構築することが目的だ」と説明した。
「これにより供給の安定性を確保し、欧州の革新的な技術のための新たな市場を開拓する」と述べた。