[北京 25日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは25日、上海に研究開発(R&D)センターとデータセンターをそれぞれ開設したと明らかにした。上海では、セダンの「モデル3」とスポーツ多目的車(SUV)の「モデルY」を生産している。
同社は声明で、米国外初となったR&Dセンターではソフトウエア、電子工学、素材、充電に関連してエンジニアを雇用すると説明。データセンターは工場生産のためで、操業関連データを現地で保存するとした。
中国工業情報省は今年9月、産業関連重要データの国内保存を企業に義務付ける法律の草案を公表した。
テスラの研究チームは、ここ数カ月の世界的な半導体不足に伴う圧力を緩和するため、プログラムを変更して調整を行なったという。ただ、自動車に使用する半導体を減らしたかどうかは明らかにしなかった。