[10日 ロイター] - 米アップルは10日、従業員が使用するアップル端末の管理を支援する中小企業向け定額制サービス「ビジネス・エッセンシャルズ」を立ち上げると発表した。
マイクロソフトやVMウェアなども大手企業向けに同様の管理ソフトウェアを提供しているが、アップルのビジネス・エッセンシャルズは従業員数が50─500人程度でIT部門の規模が小さいか、全くない中小企業向けに簡素化されている。
価格は月額2.99─12.99ドル。企業が管理したい従業員1人当たりの端末数や必要なクラウドストレージの容量などに応じて変動する。
また追加の月額費用を支払えば、故障した端末を4時間以内に修理・交換するサービスも提供する。ただ、現時点で追加費用は未定とした。
ロペス・リサーチの創設者兼主席アナリスト、マリベル・ロペス氏は、定額制での管理ソフトウェアと修理・交換サービスの組み合わせは珍しいと述べた。
アップルによると、新サービスは10日から米国でテストを開始し、来年まで無料で提供する。将来的には他の地域に拡大するという。