[ワシントン 10日 ロイター] - 米ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策調整官を務めるジェフ・ザイエンツ氏は10日、子どもを対象とした新型コロナワクチン接種が今週から本格化し、同日終了時点で5─11歳までの子ども90万人超が1回目接種を受ける見通しと明らかにした。
この年齢層のワクチン接種は今月3日に開始。ジョンズ・ホプキンス健康安全保障センターのアメシュ・アダルジャ上級研究員は、最初の数日は予約を取るのが難しかったようだが、ドラッグストア大手や病院などが接種能力を引き上げているため、簡単に接種できるようになりつつあると指摘した。
米薬局チェーン大手ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスは20万人以上の子どものワクチン接種をこれまでに実施し、今後数日間に数十万件の予約が入っていると明らかにした。
ザイエンツ氏によると、ホワイトハウスはドラッグストアや一部の州・地方当局から子どものワクチン接種状況を集計。米疾病対策センター(CDC)はまだ集計が終わっていないという。
CDCのワレンスキー所長によると、米国の新型コロナ感染者数は1日当たり平均約7万3300人、入院者数も5000人と、先週から横ばい。7日平均の1日当たりの死者は約1000人と、前週から11%減少した。