[ロンドン 19日 ロイター] - 市場調査会社のGfKが19日発表した11月の英消費者信頼感指数はマイナス14で、前月のマイナス17から上昇した。10月は新型コロナウイルス感染拡大抑制のため年初に行われたロックダウン(都市封鎖)以来最低で、11月は4カ月ぶりの上昇となった。
ロイターのエコノミスト調査で示された予想はマイナス18だった。
GfKの顧客戦略担当ディレクター、ジョー・スタットン氏は、インフレ加速や金利上昇予想にもかかわらず、経済見通しは改善したものの、個人財務に対する消費者の見方はさほど楽観的でないと指摘した。
同氏は、「この弱気な見方は、貯蓄か支出かという日々の計画を反映するほか、英国の経済成長の強力な原動力となるため重要だ。しかし小売りについては、実店舗、バーチャル店舗ともに、ブラックフライデーやクリスマスに向けて高額商品の購買意欲を示す指数が7ポイント上昇した点には注目できる」と述べた。
同指数は、マイナス10からマイナス3に上昇し、前年同期を25ポイント上回った。