[チューリヒ 20日 ロイター] - スイスのUBSは20日、次期会長にモルガン・スタンレー元社長のコルム・ケレハー氏を起用すると発表した。来年4月で退任するアクセル・ウェーバー会長の後任となる。
ケレハー氏はモルガン・スタンレーに30年間在籍。世界的な金融危機の際には最高財務責任者(CFO)を務めた。2019年に社長を退いた後は、特別顧問を務めていた。
UBSは投資銀行業務の経験がある会長候補を探していた。同行では昨年、オランダのING出身のラルフ・ハマーズ氏が最高経営責任者(CEO)に就任。デジタルサービスを拡充する方針を示している。