[チューリヒ 20日 ロイター] - 世界経済フォーラム(WEF)は20日、2022年1月に予定していた年次総会(ダボス会議)について、新型コロナウイルスのオミクロン変異株の感染拡大を受け、同年「初夏」に延期すると発表した。
WEFは「現在のパンデミック(世界的大流行)の状況を踏まえると、対面形式での世界的な会議の開催は極めて困難」とし、「オミクロン株の感染力と人の移動に対する影響を考慮すると、延期が必要になる」と表明。代わりにオンライン形式で一連の会議を実施する。
スイスで開催されるダボス会議には例年約3000人が参加。21年1月に予定されていた会議は新型コロナ感染拡大を受け、延期した上で開催地をシンガポールに移して開催を試みたが、結局中止された。